「9-nine-ここのつここのかここのいろ」

「9-nine-ここのつここのかここのいろ」の感想です。
ゲーム内容

学園都市・白巳津川で平穏に暮らしていた学生の主人公・新海翔が、大地震がきっかけで開かれた異世界との扉を通じて、こちらの世界へ流入してしまった『アーティファクト』を巡る騒動へと巻き込まれていく物語。
同じ世界観と同じ舞台で1作品ごとに1人のヒロインに焦点をあてて展開していく「9 -nine-」シリーズの1作目。
今作「ここのつここのかここのいろ」では、九條都をメインヒロインとしたストーリーが語られていく。


同じ学校の同じクラスながらほとんど接触などほぼないと言っていい翔と都。
一人暮らしの翔がよく利用する喫茶店ナインボールで都がバイトをしている事もあって、そこでのみあいさつの声を掛け合う程度の仲だったが、
・行方不明となっていた玖方女学院の女学生が石化した状態で公園で発見
・学園内で男子生徒による謎の放火暴走事件
といった『アーティファクト』に関係する事件に共に遭遇。

放火暴走事件では、
「他人の持ち物の所有権を奪い、その持ち物に関する記憶まで消してしまう」
という都の能力で騒動を収めたことから、都が『アーティファクト』によって選ばれた能力者であると打ち明けられる。
都の能力は、
・対象の十メートル以内に近づくこと
・対象物が自分の視界に入っていること
(こちらは後に視界に入らなくても場所と対象を認識していればOKと判明)
という条件下で発動可能。
異世界の住人ソフィーティアから、その能力でこちらの世界に流入した『アーティファクト』を回収して欲しいと頼まれる。
さらには翔自身もユーザーであると宣告されるが、翔はまだ自身の『アーティファクト』を手に入れていないせいか特殊な能力はない。
それでも学園での放火事件で勇気を見せた翔に、都は『アーティファクト』回収を手伝って欲しいと頼むのだった。
という流れで物語は動き始める。

能力者であるメインヒロインの九條都と、同じく能力者ではあるもののそれがどんな力なのかわからない翔。
そして物語途中であっさり
「能力者だった」
と説明だけされる翔の妹の新海天の3人を中心に物語は展開していく。
今作のメインヒロインは言うまでもなく九條都なわけだが、この新海天がキャラとしてのインパクトが大きい。
ギャグ担当っていうか、とにかく彼女との会話は笑える場面が多いので必見。
天の能力者としてのエピソードなども、彼女がメインヒロインらしい2作目で明らかになるのかなぁと期待。


2つの石化事件を起こしたとされるアーティファクト『魔眼』の持ち主を探す中、敵か味方かわからないが、同じ能力者である香坂春風や結城希亜と出会う。
遠慮なく能力を使ってくる香坂春風は警戒しつつ、結城希亜は考え方は違えど目的が同じという事から協力できないかと提案する都。
だが、
「どんな能力なのかわからない」
翔を石化事件の犯人ではないかと疑う希亜に、翔は自分の記憶を都に奪って無実だと証明して欲しいと頼むのだが……?
という流れで終盤~エンディングまで進む。
たぶん1周目は選択肢がほぼなかったので、ここからEDまでの流れは固定。
2周目ではいくつかの場面で選択肢が増え、それによって翔の記憶を見た都の態度が1周目とは変化し、そのまま2人は付き合うという流れで進んでいく。

2周目でソフィーから
「世界は可能性の数だけ枝分かれしている」
と教えられ、ソフィーがアーティファクト『世界の眼』によってそれを見ることができる事も知らされる。
つまりいくつもある並行世界の1つが1周目で迎えた結末であり、2周目はまた違う世界線での物語って感じだろうか。
2作目以降もそういう扱いで物語は進行するのかなぁ。
だとしたら、2作目では翔と都は恋人同士ではないってこと?
う~ん、早くも2作目以降が気になる。
Hシーン

Hイベントは翔と都の絡みのみ。
ストーリー上、当然ではあるが終盤に集中している。
恋人となった愛し合う2人のラブラブHシーン。
無理矢理といったシーンはないので、そういうのが嫌いな人も安心。

ナインボールの制服を着たままHも。
男はいつの時代も女性の制服姿に強い憧れ(というよりも性欲)を抱くものである。

Hイベントは翔と都の絡みのみ。
ストーリー上、当然ではあるが終盤に集中している。
恋人となった愛し合う2人のラブラブHシーン。
無理矢理といったシーンはないので、そういうのが嫌いな人も安心。

ナインボールの制服を着たままHも。
男はいつの時代も女性の制服姿に強い憧れ(というよりも性欲)を抱くものである。
感想
OPから序盤は能力や事件についての話が広がりつつ、中盤で香坂春風や結城希亜といった敵か味方かわからないキャラが絡んで盛り上がってきたところ、終盤からラストまでの展開は唐突すぎて「えっ?」って感じだったのが1周目を終えての感想。周回前提であることや続き物であることから、そのあたりはしょうがないのかなぁとも。
実際2周目でそのあたりの流れはいくつか回収されるが、まだまだ謎を多く残したままゲームは終わる。
だらだら長いわけではなく、さらっと楽しめる長さなのはありがたい。
続きが気になる終わり方だったので2作目以降のプレイも楽しみです。
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