「ゴム買いませんか?」

マンガ「ゴム買いませんか?」の感想です。
内容

冴えない中年サラリーマン木村太郎(47歳・童貞)がJKミオとの援助交際にハマり、コツコツ貯めてきた老後貯金を失っていくという、女性(あるいは男性)にのめり込んでお金を失っていくどことなくリアルな物語。
「ゴムを一個一万円で売ってるだけ」
であり、買春ではなく自由恋愛だと強調するミオ。
太郎と初対面のその日に貯金が2000万円あることをチェックして喜ぶあたり、したたかな性格である事が伺える。
太郎も彼女の倍以上の人生経験を重ねている以上、そのあたりは理解しているのだろうが、同じ年数女性との経験が一切なかったせいか、まさに食べごろなJKの肉体にハマっていくのである。
ミオの心情描写でよりリアルに
ミオで童貞卒業となった太郎。一回射精するごとにミオの巧みな話術と誘いに負けて一個一万円のゴムを買ってはまたハメて、出したら買ってまたハメてを繰り返し、気が付けばあっという間に20万円も使っていた。
マズいとは思いつつも、童貞だった太郎にとってJKミオの肉体はあまりに魅力的であり美味だったのだろう。
対するミオは太郎からむしれるだけむしり取る算段らしく、自らの肉体をエサとし、ついにはゴムを一個二万円に値上げして買わせ続ける。
買春かどうかは置いとくとして、双方納得しての関係。
それでもみるみる減っていく貯金に自制しなければと考える太郎。
しかし、彼が仕事から帰ると、
「おかえりなさーい」
「あれ? 明日お休みですよね」
「ゴム買いませんか?」
玄関前に座り込んで待っていたミオにあえなく中年の意志が撃沈。
(今日だけだ。今日だけ)
二人は部屋の中へと消えていく。
今夜は何個ゴムを買うのだろうか。
ジャンル
学生、ギャル、制服、売春/援交、ポニーテール
感想
47歳まで女を知らなかった中年が若い女の子とのセックスにハマる。世間ではありがちな感じの展開だが、そこに上手言いながらも打算的なミオの内心が描かれることで、この2人のセックスにリアル感が生まれ、妙な説得力を持たされる。
想像して欲しい。
童貞だった自分がJKの濃厚なメス臭と締まりを経験したとしたら。
自分に2000万円という貯金があったとしたら。
あなたはこの関係に溺れない自信はあるだろうか?
関連リンク
・ブラックノート作品ページ・「デリバリーな少女の絵本」レビュー
・「隣のJKに脅されて入り浸られてます(泣」レビュー
・「あなたがいないから。」レビュー
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